履歴書の書き方

履歴書は応募企業への最初のアプローチとなる大切な書類。この1枚の中でいかにあなたの魅力を伝えられるかが、次の選考に進む上で重要になります。下記5つのポイントは鉄則! 必ず守って仕上げてみましょう。

①字は丁寧に書く(上手い下手より丁寧さ。黒いボールペンを使用)
②空欄や記入漏れをしない(誤字脱字はもってのほか)
③間違えたら書き直す(二重線訂正、修正液は使わない)
④コピー・使い回しはしない(PC作成もOKだが、手書きがベター)
⑤事実と異なることは絶対に書かない

履歴書の見本例

①日付

・提出日(面接日)の日付を記入
・郵送の場合は投函日を記入
・履歴書全体で西暦か元号表記かを統一(「令和」を「R」と略さない))

②氏名・生年月日

・漢字の省略はしない。戸籍登録の文字で記入
・「ふりがな」は平仮名、「フリガナ」はカタカナで記入
・満年齢で提出時の年齢を記入
・印鑑欄がない場合は、押印は省略可。押印が必要な場合は、認め印(三文判)を使用。まっすぐきれいに押す(二重押しはNG)

③写真

・3カ月以内に撮影したカラー写真(スナップ写真、プリクラは不可)
・サイズは横2.4~3cm、縦3.6~4cm(規定に合わせる)
・正面を向き、胸から上が写っているもの。無帽で、顔が髪で隠れないように
・清潔感のある服装、髪型、メイク。歯を見せない自然な笑顔
・万が一はがれた場合のため、写真の裏に名前を記入
・スピード写真より、写真スタジオで撮影したものがおすすめ

④住所・連絡先

・都道府県から省略せず記入
・郵便番号、マンション名、部屋番号、ふりがななども忘れずに記入
・自宅に固定電話がない場合は、携帯電話のみで可
・確実に連絡が取れる電話番号、メールアドレスを記入
・会社用アドレスはNG。どこでも迅速な確認ができるよう、フリーアドレスを取得しておくのも良い

⑤活かせる経験・知識・技術等

・PCスキル、語学力、ビジネススキルについて記入
・応募先企業で活かせる業務上のスキルも記入

⑤学歴

・1行目の中央に「学歴」と記入
・中学校卒業から順序よく記入。高校以降は入学・卒業の両年を記入
・学校名、学部、学科名まで正式名称で記入
・「同校卒業」や「〃」のように省略しない

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⑥職歴

・学歴を書き終えたら、1行開けて「職歴」を中央に記入
・なければ「なし」と記入
・時系列で、会社名は正式名称で入社歴及び退社歴を記入。また、会社名だけでなく雇用形態、所属部署、部署異動や昇格があった場合なども記入すると良い
・職務経歴書を提出する場合は、会社名と入社歴及び退社歴を記入し、文末に「詳細は職務経歴書へ記載」と記入
・アルバイトも長期にわたった場合は職歴になるので記入
・最後は「以上」と右端に記入

⑦免許・資格

・取得した順に正式名称で記入
・現在習得のため勉強中のものも記入

⑧趣味・特技

・空欄にせず必ず記入
・複数あれば絞り込んで記入。これから取り組みたい趣味でも良い

⑨志望動機

・応募する職場で発揮できる自身の強みや、興味のあること、取り組みたいことなど、経験に基づいた具体的な内容が理想
・使い回しはNG、応募先の企業ごとに書き分けることを意識

⑩本人希望記入欄

・希望する勤務時間や休日があれば記入

⑪保護者欄

・18歳未満の人は、保護者の承諾ながないと断られる場合もあるので必ず記入

応募書類を郵送する際に、送付状(添え状)を付けるのがビジネスマナー。あくまでも同封内容を知らせる「あいさつ状」となるものなので、最低限の情報が記入されていればOK。応募書類を面接当日に持参し、直接手渡す場合は必要ありません。


送付状の見本例

【書き方の基本】

①送付年月日

・書類の投函日を記入
・西暦か元号表記かは、応募書類の記載と統一する

②宛先

・採用担当者宛は「〇〇様」、企業や部署宛ては「〇〇御中」を付ける
・会社名は略さず正式名称で記入

③氏名・連絡先

④頭語+時候のあいさつ

・一般的に「拝啓」。時候のあいさつは、慣用的な季節感を表す言葉か相手の安否を尋ねる表現

⑤用件

・求人に応募する旨を記入

⑥簡単な自己PR

・募集要項に対する自分の適性・スキルなど簡潔に記入

⑦お願い

・面接の機会を与えてほしい旨を記入

⑧結語

・頭語に呼応する結語で締める。「拝啓」なら「敬具」

⑨同封書類と枚数の記載

⑩最後は「以上」と記入

【送り方】

①~④の順番で書類を入れて郵送する。郵送中に折れ曲がったり、濡れたりするのを防ぐためにクリアファイルに入れて封筒へ。

①送付状 ②履歴書 ③職務経歴書 ④その他必要書類

・用紙はA4サイズで1枚
・横書きで、PC作成で可。署名だけは手書きにする
・文体は「です」「ます」調
・さりげない自己PRを入れて、簡潔にまとめる