職務経歴書の書き方

職務経歴書は、これまでのキャリアから培った知識や経験、技能が今後の仕事にどう役立つかアピールするものであり、応募意欲を示すものです。履歴書と違い決まった書式がないので、自分なりに工夫することも可能です。下記のポイントを押さえて、応募先企業に好感を持ってもらえるものに仕上げていきましょう。

①A4用紙の白無地1枚~3枚にまとめる
(伝えたい内容がひと目で分かるものに。箇条書きか簡潔な文章が基本。長文は禁物)
②PC作成にする
(Word〈ワード〉作成で、字体は「明朝体」が一般的)
③具体的に書く
(業務内容や実績は、具体的な数字を入れるのが効果的)
④基本的項目の記入漏れ、年月の間違い、誤字脱字が無いかの確認
(誤字脱字はマイナス評価に直結。必ず提出前に確認をしましょう)
⑤事実と異なることを絶対に書かない

職務経歴書の見本例

①日付・氏名・タイトル

・タイトルは太字で中央に記し、日付と氏名は右詰で記入
・日付は提出日、郵送する場合は投函日を記入
・履歴書に合わせ、西暦か元号表記かを統一
(「令和」を「R」と略さない)

②職務要約

・3~4行程度(200~300文字程度)にまとめる
・経歴(会社名や勤続年数)、従事した業務内容などを記入

③職務経歴

・在職期間、会社名、規模、事務内容、従事した業務内容を記入。雇用形態も書き添える
・時系列で、企業ごとにわけて記入
・数字を用いて、客観的かつ具体的に
・社内用語や業界用語は避ける

④資格・特技

・保有資格を、取得年月日と合わせて記入
・複数資格がある場合は、応募職種に関わる資格や特技を記入
・現在取得中のものを記入するのも可能

⑤活かせる経験・知識・技術等

・PCスキル、語学力、ビジネススキルについて記入
・応募先企業で活かせる業務上のスキルも記入

⑥自己PR

・応募先企業が求める人物像を踏まえ、自分の強みや特徴を記入
・具体的なエピソードを交えて工夫する
・箇条書きで要点を明確にして(1テーマに3行程度)記入するもの良い

職務経歴書には、必ずしも退職理由・転職理由を書く必要はありません。限られたスペースの中で自身の魅力を最大限にアピールする必要があります。これからの仕事に直結しないプライベートな情報など、書かなくてもよいことに無駄なスペースを割くことのないよう注意しましょう。

職務経歴書を郵送する場合も送付状を添付するのがマナー。採用担当者へのアピールツールとして活用しましょう。