電話応募の準備と
マナー

気になる求人にすぐ応募したいと思ったら、電話をかけるのが一番早い方法です。電話応募は、応募先の担当者と直接話を進めることができるのが大きなメリットです。しかし、この電話での印象が悪いと、選考でマイナスに影響されることも。面接はこの時点から始まっているのです! 電話をかける前の準備と一連の流れ、基本的なマナーをしっかり押さえ、ためらうことなく自信を持って応募してみましょう。


事前準備と心掛けておきたいポイント

電話をかける時間を考える

電話応募可能な時間が記載されているかどうかを確認し書かれていたら、その時間内にかけましょう。書かれていない場合も、先方が忙しい時間帯は避けるなどの配慮が必要。

飲食店など、忙しいランチタイムやディナータイムは避けましょう。業種にもよりますが一般企業は、10:00~11:00、14:00~17:00の間が良いとされます。かける前のちょっとした気配りが好印象に!

手元に準備しておくもの

電話をかける手元に用意しておきたいのが、応募先の求人要項が書いてあるものや、その場ですぐにスケジュールを確認しメモが取れるように、手帳やカレンダーなど日付が確認できるものと筆記用具。また、求人情報を見てわからないことなど、事前に聞きたい事をメモしておくと聞き忘れを防ぐ事ができます。

  • □求人広告
  • □質問事項
  • □スケジュール帳
  • □筆記用具

電話では、はっきりと用件を簡潔に伝えることが大切です。そのためにも、メモに話す内容を整理しておけば、自然と落ち着いて対応できます。「緊張してうまく話せそうにない…」と不安な人は、下のかけ方の模範例を参考に台本を作っておくと安心。

電話をかける環境を確認

携帯電話から電話をする場合、途中で通話が途切れる事や二度聞きを繰り返すなどの失礼がないように、電波状況の悪い場所でないか、雑音が入る場所でないかを確認しておきましょう。

丁寧な言葉遣いでハッキリ話す

上手に話せない人でも、明るく、丁寧に、はきはき話すことを心掛ければ大丈夫! 第一声の挨拶は肝心なので、「少し大きいかな?」と感じるくらいの声で、自分の名前と用件をしっかり伝えましょう。言葉遣いは丁寧に、基本的な敬語を使うのはマナー。


電話のかけ方・模範例

はい、株式会社○○です。

お忙しいところ恐れ入ります。タウンインプの求人を見てお電話いたしました○○と申します。ご担当の▲▲様はいらっしゃいますか?

はい、担当の▲▲です。

タウンインプの求人情報を見てお電話いたしました○○と申します。求人に応募したいのですが、募集はまだ行っているでしょうか?

ありがとうございます。今も募集を行っています。

ぜひ、面接をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか?

かしこまりました。面接の日時ですが、〇月〇日〇時を予定しておりますが、ご都合はいかがですか?

この日は予定が空いているので大丈夫です。では、〇月〇日〇時にお伺いいたしますので、よろしくお願いいたします。面接場所は、広告内に記載されているご住所でよろしいでしょうか?

はい。そちらの住所で問題ありません。私宛にお越しください。

わかりました。お忙しい中、ご対応ありがとうございました。それでは、失礼いたします。

□挨拶はしっかり
□用件を的確に伝える
□ゆっくり、はっきり、丁寧に話す
□大事なことは復唱する

担当者が不在の場合

「では、また改めてご連絡したいのですが何時頃がよろしいでしょうか?」
「わかりました。〇時頃また改めてご連絡させていただきます。お忙しいところ、失礼いたしました」

必要に応じて、折り返しをお願いしても良いでしょう。留守番電話につながった場合は、自分の名前と用件、後ほど改めてかけ直すことをメッセージに残すようにしましょう。

面接の日程を調整する場合

「はい、来週でしたら〇月〇日の〇時以降か、〇月〇日は終日大丈夫です」
「申し訳ございません。その日程は難しいため、〇日の〇時はいかがでしょうか?」

自分から都合の良い日程を伝える場合は、3日程度の候補を伝えるようにしましょう。面接の日時など大事なことは必ず復唱しましょう。復唱はビジネスマナーの基本なので、気にすることはありません。合わせて、面接場所、当日誰宛てに尋ねたら良いのか、持ち物(履歴書、身分証明書、筆記用具など)を確認しましょう。

電話を切るのは、先方が切ったのを確認してからにしましょう。相手が切るのが遅いなら、こちらから切ってもOK。不快音が入らないように、丁寧に終了しましょう。